不動産クラウドファンディングはやめとけ？デメリットやリスクをわかりやすく解説！

「不動産クラウドファンディングに挑戦してみたいが、やめておけという声が多くて心配」

「不動産クラウドファンディングは本当にやめておいたほうがいいのか？」

といった不安を抱えている方もいるでしょう。

不動産クラウドファンディングは、2017年に「不動産特定共同事業法」が改正されたことで法的に認められるようになり、大々的に始まったまだ新しい不動産投資方法です。

従来の不動産投資に比べて歴史が短く、前例が少ないといった理由でクラウドファンディング不動産投資を警戒する方も多いでしょう。

しかし、不動産クラウドファンディングは法的にも認められた投資方法です。

本記事では不動産クラウドファンディングが「やめておけ」といわれる理由や、不動産クラウドファンディングがおすすめの人の特徴を紹介します。

不動産クラウドファンディングがやめとけと言われる理由5選

不動産クラウドファンディングがやめとけと言われる理由はたくさんありますが、代表的なものは、

1. 元本割れするリスクが発生する
2. 途中解約ができない
3. 利回りが低い
4. 節税効果がない
5. 不動産の所有権が得られない

以上5つがあります。これから詳しく紹介していきます。

不動産クラウドファンディングがやめとけと言われる理由1.元本割れするリスクが発生する

不動産クラウドファンディングは、元本割れが発生するリスクがあります。

しかし、元本割れするリスクは、全ての投資に発生する可能性があるリスクです。

不動産クラウドファンディングは、1万円台から始められる投資のため、元本割れしても経済的な損失は最小限で済む可能性があります。

不動産クラウドファンディングがやめとけと言われる理由2.途中解約ができない

不動産クラウドファンディングは一度投資すると、運用が終わる期日まで途中解約ができません。

株式投資をはじめとするメジャーな投資の多くは、自分の好きなときに売却して投資を終わらせられます。

一般的な不動産投資も同様です。

儲けが出たときやまとまった資金が必要になった際に商品を売却できるのは大きなメリットです。

しかし、不動産クラウドファンディングは数か月～2年までの短期間で満期を迎える商品が多いため、途中解約できないデメリットはあまり感じることはないでしょう。

運用期間が5年以上と長い商品もありますが、途中解約できないと理解していれば計画的な運用ができます。

数か月ならば急に多額の資金が必要になる可能性もないでしょう。

期間を選べば途中解約できないことは決してデメリットではありません。

不動産クラウドファンディングがやめとけと言われる理由3.利回りが低い

投資の中には、利回りが10％を超える商品も珍しくありません。

不動産クラウドファンディングの平均利回りは3～5％なので、投資の中では利回りは高いとはいえません。

しかし、普通預金や定期預金の金利は0.3％以下です。

預金をするよりは投資をしたいと考えている方にとって、3～5％は十分な利回りです。

また、不動産クラウドファンディングはローリスクな投資であり、元本割れをしていないことを強みとしている業者もあります。

ハイリスクハイリターンな投資より、ローリターンでもいいのでローリスクの投資を探している方にとっては利回りが低いことはデメリットではありません。

不動産クラウドファンディングがやめとけと言われる理由4.節税効果がない

不動産クラウドファンディング投資は、不動産投資のように節税効果がありません。

不動産クラウドファンディングは、一般的な不動産投資のように出資者が直接物件を所有しないためです。

しかし、節税効果を目的として不動産投資をする方は少数です。

相続税対策など特殊な理由がない限り、節税効果はさほど気にならないでしょう。

不動産クラウドファンディングで主に募集されているのは「匿名組合型」というものです。

節税効果を得たい方は「任意組合型」のファンドに投資することで節税効果を受けられます。

不動産クラウドファンディングがやめとけと言われる理由5.不動産の所有権が得られない

不動産クラウドファンディングは、一般的な不動産投資と異なり不動産の所有権を得られません。

一般的な不動産投資は不動産を購入すれば、インカムゲインとキャピタルゲイン、両方で利益を上げることができます。

一方、不動産クラウドファンディングは不動産投資を行う不動産業者に資金を出資するため、あらかじめ決められた方法でしか運用はできません。

不動産を購入し、自由度の高い投資をしたい人には不向きです。

しかし、不動産を所有すると固定資産税や都市計画税がかかります。

また、不動産の売買は株式のようにすぐに行えません。

手続きから売却まで数か月以上かかる場合もあるでしょう。

「不動産所有に関わる手続きなど面倒なことは避けたい」と考えている方には、所有権がないほうがメリットは大きいです。

不動産クラウドファンディングのメリット3選

ここでは、不動産クラウドファンディングのメリットを、

1. 少額から投資を始められる
2. 運用に関する全てを運用する会社に任せられる
3. インターネットで全ての手続きを完結できる

以上3つ、紹介します。

不動産クラウドファンディングのメリット1.少額から投資を始められる

不動産クラウドファンディングは1万円台の少額から投資を始められます。

不動産投資は初期費用が多額に必要であり、ローンを組んで投資を始める方も珍しくありません。

ローリスクの投資でも、ローンを組んでまで投資をするのは、と躊躇している方もいるでしょう。

不動産クラウドファンディング投資ならば、サラリーマンでも副業感覚で気軽に投資を始められます。

不動産クラウドファンディングのメリット2.運用に関する全てを運用する会社に任せられる

不動産クラウドファンディングなら出資者は資金を出すだけで、運用をすべて不動産会社に任せられます。

自分で不動産を管理したり運用に頭を悩ませたりする必要はありません。

株式投資のようにチャートを頻繁に確認する必要もないので、副業にも最適です。

運用期間が終われば、元本が返還されて投資は終了します。

複数の商品に投資しても、投資者の負担はありません。

不動産クラウドファンディングのメリット3.インターネットで全ての手続きを完結できる

不動産クラウドファンディングは、インターネットで全ての手続きを完結できます。

不動産会社に足を運んだり実際に投資する不動産を見学したりする必要もありません。

仕事の合間に投資を行いたい、できるだけ簡単に投資を始めたい方にも適しています

不動産クラウドファンディングはこんな人におすすめ！

最後に、不動産クラウドファンディングがおすすめの人の特徴として、

1. 不動産投資に初めてチャレンジする人
2. 不動産投資をできるだけ簡単にはじめたい人
3. ローリターンでもローリスクの投資を探している人

以上3つを紹介します。

不動産クラウドファンディングがおすすめの人1.不動産投資に初めてチャレンジする人

初めて動産投資にチャレンジしたい方にとって少額から投資を始められる不動産クラウドファンディングはぴったりです。

1万円台ならば、たとえ運用があまりうまくいかなかったとしても「良い経験をした」と納得もしやすいでしょう。

不動産クラウドファンディングがおすすめの人2.不動産投資をできるだけ簡単にはじめたい人

不動産投資は副業に最適といわれていますが、一般的な不動産投資はやることが意外にたくさんあります。

所有している不動産の種類や運用方法によってはオーナーの決断が頻繁に求められるものもあるでしょう。

一方、不動産クラウドファンディングは出資さえすればあとは全ての運用を任せられます。

仕事に忙しい方でも無理なく副業として投資を始められます。

不動産クラウドファンディングがおすすめの人3.ローリターンでもローリスクの投資を探している人

不動産クラウドファンディングはローリターンな部類の投資ですが、その分ローリスクでもあります。

投資はしたいが可能な限りリスクは押さえたい方も、少額から始められる不動産クラウドファンディングは適しています。

おすすめの不動産クラウドファンディング「CREAL（クリアル）」

不動産クラウドファンディングの中でも筆者がおすすめするのは「CREAL」です。

CREALはクリアル株式会社が運営する不動産クラウドファンディングで、第一号案件は2018年に募集されており、不動産クラウドファンディングの中では長く運営を続けています。

CREALの特徴は以下の通りです。

• 上場企業が運営していて信頼性が高い
• 実績は100件以上で元本割れなし
• インカムゲイン（賃料収入）メインの配当で比較的安定的な利益が受け取れる
• 物件情報が詳細に記載されていて投資検討しやすい
• マスターリース契約（賃料保証）付きのファンドが多く、リスクを抑えている

リスクを抑えた投資をしたい方におすすめのサービスです。

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まとめ

本記事では、不動産クラウドファンディングがやめておけと言われる理由を紹介しました。

しかし、メリットとデメリットは背中合わせです。

「やめておけ」といわれる原因は見方を変えればメリットになります。

自分にとって不動産クラウドファンディングが向いているかどうかを確かめて判断しましょう。